ガラスコーティングのメリット・デメリットとは?
最近のカーコーティングと言えば、1番に思い浮かぶのは恐らく「ガラスコーティング」ではないでしょうか。
ガラスコーティングとは塗装表面に薄いガラス被膜を形成することで、汚れの食いつきや洗車キズを抑え、鳥の糞害などの強いダメージも軽減させる効果があります。
とは言え、ガラスコーティングをお考えの方の中には「ガラスコーティングのメリットや、必要性がイマイチ分からない・・・」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、ガラスコーティングのメリット・デメリット、自分で施工することは可能なのかといった点について詳しくご紹介していきます。
ガラスコーティングのメリット
ガラスコーティングにはいくつかのメリットが存在します。
まずは艶です。
ガラスコーティングの艶は非常に深みがあり、透明度も高く塗装本来の色を際立たせます。乳化タイプのコーティング剤も艶は優れますが、寿命が短いのに対しガラスコーティングは1度硬化すればその艶は長期持続します。
次に被膜強度、耐久性です。
ガラスコーティングは基本的に無機質であり、長寿命で劣化しづらい性質を持ちます。また膜厚にも優れ硬度もあるため、外的要因に対して非常に強いのが特徴です。
そして撥水、親水効果です。
基本的には撥水タイプが好まれるため撥水性の製品が主流ですが、雨染みや洗車中にできるウォータースポットを気にされる方は親水性を選ぶと良いかと思います。
このようにガラスコーティングには多くのメリットがあるので、車を常に綺麗にしておきたい方にとってはオススメのコーティングです。
ガラスコーティングのデメリット
次に、ガラスコーティングのデメリットとしてはどんな点が挙げられるのでしょうか。
そもそもガラスコーティングとは、ケイ素と酸素から成り立っており、地球表面上にはこのケイ素と酸素が7割以上存在しているといわれています。
つまり、ガラスコーティングと同じ元素が地球表面上に多く存在するということは、それがガラス被膜上に付着したときに同じもの同士がくっつきやすく、汚れが固着しやすくなるということが起きます。
その代表例がウォータースポット、イオンデポジットと言われるカルキによるシミです。
このウォータースポット、イオンデポジットは雨あがりにも起きますが、それ以上に洗車中に起きるものです。(水道水や井戸水はカルキが多く、洗車中に水分が蒸発すると、そこに含まれるケイ素が強くガラス被膜と結合し固着してしまうため。)
このように、ガラスコーティングには多くのメリットがある反面、シミがくっつきやすいというデメリットも存在します。
そこでG.O.Kでは、このようなガラスコーティングのデメリットを克服するために、日々研究に力を入れ、現在のコーティングラインナップへと至っています。
車のガラスコーティングはDIYできる?
結論から言うとガラスコーティングをDIYすることは可能です。
ただし、それには以下の条件が必要となります。
1.ガレージや屋内駐車場などの太陽光が入ってこない環境があること
太陽光によりボディの温度が上昇するとコーティングの揮発が早くなり作業が困難になります。
2.最低限の知識があること
ガラスコーティングは硬化被膜となりますので、例えば車全周を一気に塗ってしまって、そのあと拭き取ろうと思ったら全て硬化してしまい、取り返しのつかないことになってしまったなんてことは実際少なくありません。
そのため、乳化ポリマーなどと違い作業が困難であることを良く知っておく必要があります。
3.下地処理をするための道具、環境を用意する
下地処理を行うために最低限必要なものは、まず鉄粉除去用のトラップ粘土、次に研磨用のポリッシャー、バフ、コンパウンド、コーティング前の脱脂処理に使うIPAなどの脱脂剤、そして外からの埃などが入ってこないための屋内環境などです。
このように挙げてみると、必要なものが多いことが分かりますね。
また、最低限の研磨知識も必要です。多少の経験と知識がなければ、研磨作業中に塗装を剥がしてしまうリスクもありますし、いくら磨いてもクリアが薄くなるだけで鏡面には仕上げることができず、「やらなきゃよかった」なんてことにも…。
以上のようなことから、ガラスコーティングをDIYをするのはハードルが高く、かなり大変であることが分かります。
また失敗した場合のリスクや仕上がりの美しさを考えても、やはりガラスコーティング専門業者に依頼するのをオススメします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はガラスコーティングのメリットやデメリット、DIYする場合について解説させていただきました。
デメリットもあるガラスコーティングですが、それ以上に愛車を綺麗に保ちたい方にとって、多くのメリットがあることがお分かりいただけたと思います。
施工をお考えの方は、ガラスコーティングの特徴をよく知った上で、ぜひプロにお願いして本格的な作業を行なってもらいましょう。