10 Dec 2019

車のガラスコーティング、ディーラー、ガソリンスタンド、専門店どこでやるべき？

ガラスコーティングはコーティング専門店に限らず、自動車ディーラーやガソリンスタンドでも行うことができますが、その仕上がりはどれも同じなのでしょうか？

車好きの方でもそうで無い方でも、実はその違いについてはよく理解されていない方が多いのではないかと思います。

そこで今回は、自動車ディーラー、ガソリンスタンド、コーティング専門店、それぞれの違いについてご説明していきたいと思います。

自動車ディーラー、ガソリンスタンド、コーティング専門店の違いとは

まず、自動車ディーラー、ガソリンスタンド、コーティング専門店がどのような環境で、どのような人がどのように施工するのかについてご説明します。

まず自動車ディーラーは、元ディーラースタッフで引退された方やメカニックの方が作業しているケースが多いです。その他にも外注の業者さんが作業することもあります。

基本的には新車時のコーティングとなるのでそれほど大きく仕上がりに差が出ることはありませんが、専門店のように1周磨いてからコーティングするようなことはないため、コーティングの定着と輝きには少々不安があります。

ガソリンスタンドはスタッフの方がコーティングを施工します。

あくまで付帯売上としてコーティングサービスを行っているところが多く、自社で用意している「～級」などの資格はあくまでも自社のものであり公的なものではないため、あまり意味がありません。

また、ピットや簡易的なブースで作業しているためライト設備は充実しておらず、風が吹けば埃や雨も入る環境です。

コーティングは数ある業務の中でたまに入ってくる1部の仕事であり、施工方法を知っているだけで技術者としての知識はほとんどない人間、時にはバイトが施工することもあります。

ただ、メリットとしては専門店に比べて費用が安く済むという点があります。

私自身、ディーラーの施工者やガソリンスタンドの施工者に幾度か意見を求められたり、逆に質問することもありましたが、正直「この程度の技術と知識で説明したり施工しているのか」「こんな力量でイレギュラーなことが起きた時はどう対応するつもりなんだろうか」という印象でした。

コーティング専門店の特徴は施工者が「職人」であること。

経歴、知識、技術力によるショップや個人の差はもちろんありますが、基本的にはそれに特化して商売をしているわけですから「専門技術者」としての技術と知識は豊富です。

また専門店は自動車ディーラーやガソリンスタンドのようにトップダウンではなく、自分たちの目で取り扱う商品、使用する材料や機械を選びます。

自分たちの手で多くの材料や機械を試し、試行錯誤の後、自分たちの納得のいくものだけを選定していく、ここがガソリンスタンド、自動車ディーラーとの1番大きな違いではないでしょうか。

総合的にみると、やはりコーティング専門店で施工されるのが安心ではないかと思います。

コーティングは決してその場限りのものではなく、長期的に美観を維持することを目的に施工されるわけですから、例えば何か問題が起きてしまった時に、正しい知識と技術で対応してくれなくては困りますよね？

また研磨作業は塗装の下地を出してしまうようなリスクのある作業なのでなおさらです。

とは言え、ショップによって技術の差があったりメンテナンスサービスの内容もそれぞれ違います。また、ガソリンスタンドなどに比べれば少々値は張りますので、一概に言えないところもありますが、長くお付き合いされることを前提に考えれば、専門店に任せる価値はあるかと思います。