ガラスコーティング後のメンテナンス方法と頻度について
愛車にガラスコーティングを施工したものの、その後のメンテナンス方法や頻度はどうするべきなのかがイマイチ分からない・・・という方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、ガラスコーティングをした後のメンテナンス方法やその頻度、ショップで頼む際の注意点などについてご紹介していきます。
ガラスコーティング後のメンテナンスは必須!
ガラスコーティングにはメンテナンスが必須です!
どれだけ綺麗に磨いても、どれだけ良いコーティングをしても、しっかりとしたメンテナンスを受けなければコーティング被膜を良い状態に保つことも、車の美観を保つことも難しくなります。
「1度施工すれば5年間水洗いで問題ない」なんて謳い文句は絶対に信じてはいけません!
ショップに頼む場合、メンテナンス内容の確認を!
メンテナンスの内容はショップによってもかなり差がありますので、コーティングを施工する前にメンテナンスの内容もしっかりと確認しておくことが必要です。
ではここで、あまり良くないメンテナンス例を2つご紹介しますが、これらが間違っていると気づかずに実際に行っているコーティングショップは少なくないのが現状です…。
1つ目:洗車後、撥水剤の塗布をして終わり。
「コーティング被膜は半永久に持続するので撥水剤塗布しておきました。」なんて説明で返されるパターンです。
基本的にそのような時に使われる撥水剤は簡易的なものが多く、2~3か月で撥水効果はなくなり、すぐにメンテナンス前の状態に戻ってしまいます。また、蓄積された洗車傷やシミはそのままです。
2つ目:洗車後、ケミカルにてシミ(イオンデポジット)を除去し撥水剤を塗布して終わり。
これはある意味では1つ目のメンテナンスよりも酷いメンテナンスです。
専用ケミカルでシミを除去することで確かに見た目は綺麗になりますが、実はそれには大きな落とし穴があります。
それは、この手のケミカルはコーティング被膜も落としてしまうことです。
「うちのコーティングは無機質で性能に優れていいるので、1度硬化すれば落ちません!」なんて説明されたらそれは大間違いです。
なぜなら、シミ(イオンデポジット)の成分は「ケイ素」だからです。
シミを落とすということはケイ素を落とすということになります。
しかしケイ素を落とすのであれば、当然ケイ素で形成された「ガラスコーティング」もダメージを受けますよね?
ということはこの内容のメンテナンスを受けた場合、コーティング被膜は全て失われてしまうということになりますよね?
でも、そんなことも分からないコーティングショップが実際多く存在するんです。
なのでこの手の説明を受けた場合は、メンテナンスはおろかコーティングの依頼もオススメできません。
ガラスコーティング後の正しいメンテナンス方法は?
では正しいメンテナンス方法ですが、実はメンテナンスにこれといった正しい方法は存在しません。
大事なのはショップ側が、お客様のお車を駐車している環境や使用頻度、その時の状態、そしてお客様の求めていることを理解した上で、1人1人に合ったメンテナンスを提案してくれることではないでしょうか。
もちろん、正しい知識と技術があることは大前提になります。
コーティングを施工する最初の時点でデメリットやリスクも説明してくれて、それに対しての対処方法をしっかり持っていて、「なにかあった時には親身になってくれそうだ!」と感じることができるショップさんを選びたいですね!
メンテナンス頻度はどれくらいがベスト?
まずメンテナンスには、主にご自分で行うメンテナンスと、コーティングショップで行うメンテナンスの2種類があります。
1つ目のご自分で行う場合のメンテナンスの頻度は、被膜の特徴やコーティングショップのメンテナンスキットの内容などにより異なりますので、ショップの方に良く聞いてみると良いと思います。
2つ目のコーティングショップで行うメンテナンスの場合は、大体ですがどこも1年に1度を目安に案内をしています。
基本的には寿命の長いガラスコーティングではありますが、美観と効果を維持しつづけるためにはガレージ保管で乗る頻度が少ない方以外は、1年に1度は必ずメンテナンスを受けたほうが良いでしょう。
また駐車環境が過酷な環境であったり、お手入れの難しい濃色車などは1年に1度と言わず、もっと短いスパンでメンテナンスを受けても良いかもしれません。
まとめ
メンテナンスは決まった形や頻度は存在しませんが、大事なのはお車が綺麗であり、コーティングの性能がしっかり発揮されていることですので、「なんか汚れてきたな。」「コーティングの効きが落ちてきた気がするな。」と思ったらまずコーティングショップに相談してみるといいでしょう。